八百万屋総本舗　電脳支店

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気づいたら遺留捜査の再放送をまじめに見てました
最近はだらだらと１５時くらいまで寝てたんですが、これのために１３時おきに戻ったくらいですｗ

糸村さんが上川だからってのもあるんですが
ストーリーがすごい好みだったんですよ
警察のはみ出し者ってもともと好きなんですが(笑)、糸村さんのはみ出し方って、反抗してはみ出すんじゃなくて、捜査に熱中しててはみ出してるっていう
ものすごく真剣なんです
で、真剣で我流を通すからはみ出していくんじゃなくて

ただひたすらにマイペース

他の人が気にしないことでも、気になったらとにかくそればっかり調べてる
それが結果的にストーリーに重要なアイテムになっていくのは、展開としては当然なんですが
マイペースがはんぱない
そして、このマイペースが結果的に周囲の一部の人たちを振り回すことになっても

基本的に相手にされてない

暴れる感じの問題児じゃない　これはもう、心底、適役だったと思います
展開も、本来なら後味の悪くなりそうな題材を心温まる感じにまとめてる
昭和の時代劇展開に近いんだけど後味が悪いわけではなく、残された人たちにきちんと気持ちを伝えることで、救いを残して終わる
ご都合主義に感じる後味の悪さもない

リアルタイムでは見てなかったんですが、普通に面白いです
なんでリアルタイムで見なかったーっ(;´д｀)　と後悔するほどではないですが(笑)

あれ、面白いじゃん…？

な感じで結局毎日ちゃんと見てます(笑)
水野真紀さんが好きなのもあるんだけどね…ｗ

続きが気になるというか、かかってると見てしまうドラマでした
いちおう今日までは毎日見てましたが、明後日からは出かけるのでひょっとしたら最終回見逃すかもしれない
だとしたら、続きを借りてこようかと思う程度には、一足遅れてはまっております

でも上川は、本人が言ってるようにはならないと思うな
５０越えたら５０越えたで、その歳にできる挑戦をしてる
そんな人だと思ってます

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まいどやすー(´ω｀)

缶ぽっくりさまっ
八犬伝はなんていいますか、雰囲気で読み下せてしまえるんですよー

わかればおっけー
無問題
読めてます、大丈夫(笑)
おいらの漢文もそんな感じですし
えらそうなことはよう言いませんw

十二国記（レーベル的にはラノベだと思います、たぶん……）
ウィザーズ・ブレイン
半分の月がのぼる空
スレイヤーズすぺしゃる（軽いです）

ぉお、スレイヤーズをおすすめされてしまった
けっこう周りに好きな人が多かったんですよ
原作からアニメに入った友だちとかけっこうおりました
十二国記は母がアニメを見てました
興味あったんで、また借りてみますねー
半分の月がのぼる空って、ラノベだったのか…

よしよし、読みたい本が増えてきたぞ
ありがとございますたー

ほか、ぱちぱちくださる皆様ありがとうございます
のんびりしてますが、見てますよー(笑)

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今、ちまちまと時刻表とかをプリントアウトしております
昔は時刻表を握ってＪＲ一本槍でしたが、最近はバスやらなんやら、知恵が付いてまいりました

今晩、夜行バスで広島へ旅立ちます
相方と「本場さぬきうどんをくおうぜー」と年が明けてから話してたんですが、なんか勢いでＧＷに実現させることになりました
ついでに「しまなみ海道自転車走破」もやってきます
完走するのはどだい無理な話だろうってんで、一応、県境を目標に走ってきます
だいたい目算で３、４時間じゃないかなー

荷物を持っていくか、送るか悩んだんですがリュックを送ってしまうと飲み物持っていくのに困ると気づいたので、結局着替え一式担いでいくことにしました
途中でバテたら、バスに乗ろうよぅと泣き言をいうことにします（コラ

そんなわけで、今週いっぱい、行方知れずになりまする

久しぶりの連泊です
広島発愛媛経由香川泊、うどん巡りして広島帰還な予定です
ラスト一日は相方とだらだらしてくるよ

以前は平日に出かけたりしてたのにねぇ
今それやると収入直撃なので(;´д｀)
ちょっと人ごみに警戒しつつ、遊んできます(´ω｀)

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昨日の朝着いて軽く寝て、そのままバイト行ってましたが
帰りましたー　ただいまー

コマ割り絵日記はそのうちまとめてアップするので覚えだけ

４日---

広島到着直後、一時雨だの強風だのという不穏な天気予報を聞きながらバスターミナルを出たら小雨にふられたため、そのまま今治までチケットを買い、余った時間で朝食
当初の因島までバスで出て、自転車で大三島移動は無期延期
今治に到着するものの、レンタカーのレンタル時刻まで間があったので、２km圏内ということもあり今治城を見に行く
城が再建されたもので中が展示館的なものわかり、本命の櫓の展示を見に行ってみたらチケットが共通だったとか
仕方ないので城に戻り、チケットを買い櫓に戻る
櫓の展示を見てそのまま駅に戻り、レンタカーを借りるが他に目的がないので、骨付き鶏目指して香川へ下道移動する

ものすごく道が快適
やたらとあるほっかほっか亭とホットモット
やたらと快適な国道１１号線
大王製紙にぉおーてなる

うどん県に入るなり、うどんの看板が増えて盛り上がる
なんか四日市内の１号線みたい
一鶴丸亀本店についてみたら、丸亀城のお祭りだったらしくものすごい大混雑
ホテルの近くにも高松店があったので、そっちに切り替え閉店に間に合うように高速に初めて乗る
閉店前に間に合うが、ラストオーダーを過ぎても行列の状態だったので、先にチェックイン
ホテル契約の駐車場に車を移動しようとしてたら、ご近所のおじさんが丁寧に説明してくれた
一角に戻るのが面倒くさくなって、ホテル前の店でひたすら鶏を食う

帰ってから次の日に行くうどん屋１件目を探し、ホテルの近くの店に決める
ＧＷで混んでいるだろうから、有名店やＳ級店は初めから除外
こちらのサイトのおすすめ店に焦点を絞ることに決めて就寝

５日---

入った店とうどんの写真はこちら

１件目が本部を残したまま移転していた、波乱の幕開け
本場はやはりうまかった
生姜を入れるというのは、ここで覚えた
店の駐車場で高松市内の製麺所を検索し、移動

細い日常道路を抜けて、民家の合間に建ってた穴吹製麺所さんへ
つゆは自分で入れるセルフ形式
この季節限定ということで、たっぷりのたけのこが入ったつゆも用意されていたので、遠慮なくたけのこをたっぷり入れていただく
駐車場から細道をとりあえず抜けるまでに、帰りながら１件ずつ回っていくことに決めるが土地勘がないので、地図を買うことにする
すぐにあったファミマで９００円の地図を購入
隣の市の名前を確認、店を検索して移動開始

製麺所が１時間だけ飲食をするということで行ってみたいが、ＧＷ中は飲食お休みということで、近くの商店街にある一般店に変更
ここが、感動的にうまかった
その近くの製麺所にも寄ってみたかったけれど、そろそろ辛いという意見が出たのと、昼食時になってきたので、ちょっと遠くまで移動することに

４件目も住宅街に建ってるご近所の食堂のようなところだったけれど、これまた美味
初めてしょうゆを試すが、たまりが恋しくなるのは武豊町民のさがだ、仕方ない

さらに検索してみるが、少し戻ることになってしまうので、そのまま県境を目指すことに
香川に入るときから気になっていた、西端駅前店に無理やり寄ってもらう
すでに閉店間際で、冷のぶっかけしかないというのでそれを注文
いりこの天ぷらが無料トッピングできたので、入れてみた
絶句するうまさ(ﾟдﾟ)ｳﾏｰ
最後にいい店に入った
ほんとにいい店に入った

愛媛に戻り、のんびりと今治まで
行きに一番最初に入った道の駅まで戻り土産を買う
ここで買った畑田本舗の栗タルト、帰ってから食べたら栗タルトなのにゆずの香りがした…さすがみかん県（違

だいたい３０分くらい前に駅近くに到着
近所のガソリンスタンドが休日割引の１０円引きで近所のセルフと同じくらいの値段になっていた
３００キロ近く走ってるはずなのに、半分しかガソリンを使っていなくて感動する
レンタカーに車を問題なく返却して、バスを待ちつつ費用の精算

今治を発ってから広島バスセンターに着くまでぐっすりだったけれど、話を聞いてみたらいつまでたってもしまなみ海道から出られなかったらしい
それでも高速は空いていたようで、３０分程度の遅れで到着
最初の休憩地でホテルに連絡はしてあったので、歩いて移動
チェックインして、洗濯して風呂入って寝た

６日----

広島駅のコインロッカーに荷物を預け、ロッテリアで飯って初日に話が出ていた広コミこと広島コミケへ
市電で移動して会場までぽてぽて
小規模だけれど、絵のレベルは高い
グッズ屋が多かった
アクセサリー系も全体の数からしたら、けっこう多め
２００ＳＰ程度だった

近場の無印に寄ってもらってから、ご飯を食べに宮島へ
ひさしぶりにくらわんかが食べたかったんだ
麺はうどん、トッピングは牡蠣
隣に座った外人さんかぽーがやたら箸の使い方がうまくて驚く
そのうち数人のグループになっていたけれど、日本語も使えるようだったし、案内役を買って出た、日本在住のひとだったかもしれない
でなければ、日本マニアだ

広島の地図が清盛祭りでどんなけ書き変わったか楽しみにしてたけれど、配布物に変更はなし
がっかりしつつも、歩いたことのない小路を見つけたのでそれを目指す
とうとうこれで、歩いていない道がなくなった気もしなくはない
アイスを食べにもみじ谷方面へ向い、芋アイスを食べる
これは本気でおすすめする
芋の甘みとバニラアイスの絶妙な組み合わせを最初に考えた人はすごいと思う
普段からあまり人のこないベンチで食べ終わってから市内に戻り、本屋へ

オタクの正しい休日の過ごし方としていた笑い話を忠実に実行する相方(笑)
見つからなかったのと晩飯の時間とを見ながらぼちぼち移動
駅に行く前にも一件本屋に寄るけれど目的の本は見つからず

以前見つけた穴場的喫茶店で軽食しつつ時間を潰し、見送ってもらって帰路につく

７日---

途中から座れたのはいいけど、目が覚めたら武豊を出るところだった
そんなオチ

そのうち文を整形しつつ、まとめ直したりするかもしれづ

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いっつもいつもありがとーう

缶ぽっくりさまっ
おかえりなさいませ！

生還しました！(｀・ω・´)
ありがとう！

旅行の後って自分で思っているより疲れがたまっていたりするので、体調にはお気を付け下さい〜！

お気遣いあざまーっす(;´д｀)
ちょっとだるい日を送ってますが、風邪には至っておりません
旅道楽を自覚しているので、お休みの後は倒れない！(｀・ω・´)
というのを守るように心がけてます
そうしないと、多分、十中八九、倒れるので(^_^;)

今回は、相方というストッパーがいたので、あんまり無茶はしないですみました(笑)

コマ割り絵日記

ぐはぁ(;´д｀)
そんなに楽しみにしていただけるものでわ…
枚数だけは増えそうなので、ぼっちらぼっちらアップしてこうと思います
落書きチャレンジの方なので、けーたいからばしばし送ってますが

何かの間違いで要望あったら、スキャンしなおした方がいいのかな…とか思ったり思わなかったり…(^_^;)

ＧＷ中、パチパチくださった皆様
ありがとうございました
生きてまーす

そのうちまたぽっちらぽっちらあちこちで遊び始めると思うのでまたよろしくお願いします(´ω｀)

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おかげさまでひきこもり支援相談士、合格しました
成績もそれなりだったらしく、ついでのＤＭが入ってたので、地区統括代表会員で登録してみました（ぉおぃ
会費が高いだけで、特別これといって区別はないようです
あ、提供される資料が増えるかな…そんな認識で大丈夫かw
で、これといった心理の勉強とかしてるわけではないので、泥縄とわかっていつつも傾聴の本とか読み始めました

一瞬、次はメンタルケア関係かなぁとも思っちゃいたんですが
千差万別なんすよねー…民間の団体があっちもこっちも資格を作ってるんで
臨床心理士になってしまうと、クライアントと仲良くしてはいけなくなってしまうので、なりたくないのです(´・ω・｀)

そんなわけで、ぼっちらぼっちら独学でやることにしました
でも、な、自分がお子様の身勝手ちゃんだってのを重ね重ね自覚するだけで、ぶっちゃけ、凹みながら本読んでます(笑)
過去の後悔を活かせるほど人間できてないんですよ
四十で不惑とか、希望であって現実に実行できてなかったから言ったんだよみたいな評価もあるみたいですが、不惑には程遠いまま、あと２年くらいに迫ってますw

そのまんまににげるなよ

と座右の書になりつつあるブッタとシッタカブッタに書いてありましたが
それを忘れないように「そのまんまでいいよ」と思いながら、この先も生きていこうと思います(笑)

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プロの方は大変なんだなぁとそんなことを思う作業中
らくがきの方にちまちま上げ始めてますが、ちょっとまとまった作業をしてます
使い道は表に出てきた時に

要望をカタチにするのは楽しいです
下手は下手なりに応えられた時のやりがいみたいなものは感じるので
何か作ることで誰かに応えられるってのは、嬉しいです

これ全部色塗らなきゃいかんのだよなー(;´д｀)
そっちのがえらいわ…

やっぱ、プロの人ってすげーよ、うん
安易に非難する前に自分でやってみろって思いますわ…

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ろくな考証もないまま、書き上げるだけ書き上げてみた
タイトルはまだ未定

愛知三重前提で、捏造愛知県（尾張）と額田県（三河）の話
三重のセリフが少なめなのは、三重の方言がわからないからです
そして愛知が三河弁っぽいのは、おいらが名古屋弁に詳しくないからです
すみません

ふ、と胸の痛みを感じて、愛知は大須の空を仰いだ。
古着を買いにわざわざ出向いてきた三重のお供だ。
愛知自身、流行に過敏なのも見栄っぱりなのも自覚している。だからこそ、新しい筈の衣類がそのまま中古品として並ぶ街も成立してしまうのも、我がことながら納得できる。
「これなん、まだ、新品やのに」
三重の言い分はもっともだ。
もっともだけれど、古着にさほど興味がないことも見抜かれていたようで、さきほど暇を出された。
大須商店街の招き猫の前で、からくりを見てからどれくらいたったか。
さきほどの胸の痛みに思いを馳せた。

廃藩置県が行われ、犬山県を合併し名古屋県から愛知県と名が変わって間がない頃だった。
仕事から戻ると、来客があった。
「どーしたね、三河。こんな遅くに」
座敷に通されていたのは小柄な少女だった。
彼女もまた、自分と同じ国の具現化。いくつかの藩を抱えてはいたが、長い間一人の少女として象っていた。
今は額田県と名前が変わっていたのだが、旧来の呼び名が抜けきらない。
「やっとかめだねぇ、尾張。元気だったかん？」
それを受けて額田も旧国名を呼びながら振り返った。
「おかげさんで。ちぃと忙しぃでかんわ。そっちゃぁどーだん」
「こっちも、えらいことなっとる。」
愚痴のひとつも言いに来たかと、座敷に入った愛知は額田の前に腰を下ろした。
自分用のお茶が用意されてきたので、一口口をつけた。
額田のお茶が新しいものに代えられたところを見ると、かなりの時間、待たせてしまっていたらしい。
器を入れ替えるのを手で制して、残ったお茶を一息に飲み干してから額田はお礼を言って新しい湯呑を受け取った。

「秋には愛知県になるじゃんね」
おもむろに切り出された言葉に、愛知は息を飲んだ。
「何驚いとんの。もう決まっとるがん」
「ほーだけど」
「あたしはあんたに任せようと思っとるで」
「は？」
言葉の意味が飲み込めず、愛知は額田を見つめた。
「ほぃだで、あんたとあたしが合併するってことは、どっちかが残るってことだら」
正確には、新しい存在が生まれるということなのだが、彼女はそういう解釈らしい。
太古のことになるけれど、三河と穂がひとつになる時にも同じようなことを彼女は言っていた。
「これから先、娘のあたしよりちょっとばか気の強い、やり手の男の方が都合がいいと思うでさ。
　あんたに任せた方がえぇと思っとる」
「ちょ…ちょうけたこと言っとっちゃかんが！」
それは自分の意思で自分の存在を打ち消そうとしていることになる。
「愛知になったら、尾張でも三河でもなくなるんだで、どっちでも一緒だがん」
そう、新しい県になるというのは、そういうことだ。まったく新しい概念として自分たちは別の存在になる。
土地の具現化である以上、それは避けられないと愛知もわかってはいる。
それでも。
「ほいでもおみゃーさん、自分から自分を差し出すよーなことせんでも…」
「だで、さっきも言（ゆ）ーたがん。これから先は、あんたみたいなちぃとばか気の強い、やり手の男の方が都合がえぇだろうってさ。あんたみたいな器量のいい男なら、あたしらだって鼻が高いが」
長い間、多くの土地が吸収されたり離れたり、いくつもの変化を自分たちは体験してきた。
国の中の分裂にだって、影響を受けてきた。

それでも。

「ほいだでさ。押し付けてすまんけど、愛知はあんたに任せるで」
額田は笑って残ったお茶を飲み干すと、「ほいじゃ」と言って席を立った。
「ごっそさん、秋になる前にまっぺんさよならしに来るわ」
何も言い返すことができず、うつむいていた愛知を置いて、額田は見送りを断って帰っていった。

言葉の通り、彼女は夏に遊びに来て「ほぃじゃなー」といつものように帰って行ってそれきり姿を見せなかった。
１１月２７日。
愛知は泣かずにはいられなかった。
自分が一人になったという、その事実が。
長い間そばにいた、隣国をひとり、自分のために失ったという事実が。
それは戦略でも戦争でもなく、ただ、国の施策というただそれだけで。
古くからの友人が一人、姿を消したという事実が。
まだ、幼さの残った彼の中で、悲しみという形になって溢れていた。

二度目のからくりが、始まっていた。
女子の買い物は非常に長い。それは具現化であろうとなかろうと、変わらないらしい。
街の喧騒に引き戻されて、愛知はため息をついた。
具現化である以上、仕方がないとはわかっている。
けれども、首都機能の移転、道州制、いま言われているどれかが実現してしまえば、同じ悲しみは再び訪れるのだ。
そして、おそらく、愛知になる時よりも深い痛みが、自分を襲うのだろう。
「愛知ー」
ショップの紙袋を両手に下げて、三重が通りから戻ってきた。
「また、ぎょーさん買ぅてきたなぁ」
「安いんだもんさー」
「貸ぃてみやぁ、持ったるで」
「おーきにー」
三重から渡された紙袋を両手に持って、もう一度空を仰いだ。
「近くに美味いカツ丼屋があるでよ。昼ごはんはそこにしよまい」
「女の子とカツ丼…」
「カフェまで戻るにはちぃとばか距離があるで、しゃーないが。」
「はぁい」
両手の紙袋を掲げて見せると、苦笑いしながら三重も頷いた。

ちりちりした痛みが、再び胸によみがえる。
きっと自分ひとりではなく、すべての県が感じたことのある痛みだろう。
「あんたが思ったように、なったかん？」
失った旧友の口調を真似て、空に向かって呟いてみる。
感傷など許されない存在なのはわかっている。
それでも、人としての感情を抱ける存在としてこの世に在ることを許されたのなら、願うことだって許されるだろう。

今あるこの存在を失いたくない。

一歩先で揺れる三つ編みを見ながら、愛知は痛む胸で願っていた。

三河は女の子
見た目としてはしずちゃんに近いけど（ぽにてというより、一つ縛り）、キャラとしては滋賀に近いイメージ
きっぷがよくて、ちゃっかりものだけど、仕事熱心、そんな子
まぁ、捏造です

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