八百万屋総本舗 電脳支店

(2011.07.04) 当たり前ってなんだろう

実は人生の命題です
オイラにとってはね

人間嫌いで人間不信
そこを通り過ぎてみたら、この疑問だけがぽつんと残りました

当たり前ってなんですか
常識ってなんですか

その人が本当と信じていることは、その人にとっての本当でしかなく
100人にとっての本当は、その100人の本当でしかない

それぞれの人の価値の傲慢さからたぶんいろいろな人に共通するであろう大切なものを奪わないよう、法律はいろいろな人の「たぶんこの辺が都合がいいんじゃね?」なところの寄せ集めて作られた
だから万能ではないし、どこかが破綻しているし、信じられないような引用も現れたりする

当たり前ってなんですか
常識ってなんですか

たぶん、それは、自分の中だけにある呪文で、自分も含めた誰かを傷つけるだけの言葉

ありえない、なんてことはこの世にはきっとなくて
起きてしまえばそれはすでに、この世の事実

自分の中の当たり前も常識も、誰かにとってはまったく知ったこっちゃなくて
ただあるのは、事実の積み重ね
垂れ流される結果たち

当たり前、って言葉で自分を縛っていないだろうか
当たり前って言葉で人を縛っていないだろうか
常識って言葉で視野を狭めていないだろうか
常識って言葉で、人を切り捨てていないだろうか

この世に思い通りになることなんて何もない
この世に生まれてきたからは、いつか命が終わるという
ただその一つ以外に、初めから定まったことなんてあるんだろうか
その一瞬だって、いつ訪れるのか誰も知らない
自分自身の操作で招いた結果なら、それは自分の意志が起した結果でしかない

思い通りになるのではなく、その結果のための行動があったからだ
それは行動から導き差出されたものであって、思い通りの結果ではない
思い描いただけで、何かが動き始める奇跡はどこかにあるんだろうか
そんなものはないよ、と本当にいえるのか
ただ、知らないだけじゃないのか

本当ってなんだ
自分の狭い視野で切り取られた情報から得たものは、結局自分自身にとっての本当でしかない
だったら、真実とはなんだ
まことのことわりとはなんだ

狭い世界の中から、外を見上げるとき、自分が小さすぎて何もかもがどうでもよくなった
この世に思い通りになるものなんて何もない
この世に本当のことも、常識もない
それはすべて、人間という生き物が作り出した幻想
ただの言葉遊び

きっとこの広い空の中では、人間の小さな小さな、滑稽な足掻きでしかない

小さな世界が壊れてしまった
小さな世界を失ってしまった
自分が壊れて再構築されていく中で、見失ったと思っていたものは、実はどこにもなかったんだって、ただ気付いただけだった


>>日記 目次